Aretha with Friends (Duets 1993)

1 Chain of Fools Aretha with Smoky Robinson, Elton John, Rod Stewart  2 Border Song (Holy Moses) Aretha & Elton John 3 Comin' Out of The Dark Aretha & Gloria Estefan  4 ? Aretha & Rod Stewart 5 Giving Him Something He Can Feel En Vogue  6 The Old Heart of Mine Aretha with Smoky Robinson  7 Since You've Been Gone (Sweet Sweet Baby) Aretha & Bonni Raitt  8 You Make Me Feel (Like A Natural Woman) Aretha & Bonni Raitt, Gloria Estefan  9 People Get Ready Aretha & Rod Stewart  10 Honey Aretha 11 Spirit In The Dark & Elton John, All Cast 

93年に行われたアレサ”デュエッツ”。アレサが大ブレイクしてから丁度25周年というのを記念して、たくさんの仲間が集い、共演を果たすといった内容。特に、ロッドの曲を歌ったり、別の歌手が放った90年代のヒット曲(ここでは、グロリア・エステファン)を歌うなんて、今じゃ考えられない。まさに、特別が重なり合った50分と言えるのではないだろうか。

@幕が開くと、舞台右端に男性3人が「チェ・チェン・チェーン」のコーラスを繰り広げ、アレサが左袖から登場。とても、華やかな始まりだ。ラストは、アレサとスモーキー、エルトンとロッドがそれぞれ肩を組み楽しげに歌うのが印象的。

A2つのピアノを向かい合わせてエルトンとの共演・・ライヴでの共演はこれが初めてではないだろうか。71年にエルトンがアレサに提供してヒットした曲を、ここではデュエットという形で見る事ができる貴重なシーン。エルトンがアレサを紹介し、エルトンのパートから。アレサもエルトンに敬意を払っているのが伝わり、聴き入ってしまう。ゴスペル隊も加わり、なにかアレサの原点が見える様な歌に仕上がった。

B2年前にグロリアが奇跡のカン・バックを果たし 大ヒットを起した曲に、アレサが色をつける感じでステージは進行。ストーリーが見えてくる様なアレサの歌に、それに感化され いつもより感傷的にソウルを込めて歌うグロリアとの共演は、正にハイライト的な素晴らしさがある。

Cロッドとの共演。ソウル好みのロッドにアレサも負けずと歌を展開。二人の息は意外にもピッタリで、とても楽しい雰囲気が伝わる。ロッドの奇抜なパフォーマンスにアレサは目もくれないが(笑)・・。

Dアン・ヴォーグはビデオ出演。アレサへ敬意を払ったコメントを残し(当時の4人で)、即興で前年にアレサの曲をカヴァーしヒットさせたカーティス・メイフィールド作「愛のはじまり」を歌う。とてもしなやかで、メイン・ヴォーカルには艶あり力ありで、とてもいいコーラスワークが繰り広げられている。

Eアイズレー・ブラザーズのヒット曲。スモーキーとの共演は、さすが旧知の友という様な感じで、アレサの表情は一番にこやか。衣装チェンジを済ませ白い服に着替え、アレサはともて綺麗。途中、二人で手を取り合いダンスをしたり、スモーキーの女王への敬意を払った優しい歌い方が好感をもてる。

Fボニーはギターを抱えてアレサと共演。ボニーのブルージーな感じと、アレサのソウルフルさの融合がたまらなく気持ちいい。原曲よりもテンポを落としてある。

G続いても、ボニー。そして、グロリアも加わっての「ナチュラル・ウーマン」。3人のディーヴァが歌うこの曲には、更に新たな息吹が吹き込まれた感じだ。アレサの存在感やドスの強さは言うまでもないが、ボニーやグロリアの熱の帯び様もなかなか。こちらの模様は、翌年に発表されたベストアルバム& ビデオ 『Greatest Hits 1980-1994』に収録されている。

Hロッドとの2回目の共演。アレサはドレスアップ。カーティス・メイフィールドのインプレッションズ時代の有名曲を共演。アレサの歌いだし、すごく熱がこもってる。これには、つくづく拍手を送ってしまう。多分、3年前の不慮の事故で下半身付随になってしまったカーティス・メイフィールドへ捧げているのであろう。最後まで、非常に泣かせる展開で曲は進み、この共演は大成功に終わる。ちなみに、翌94年にリリースされたカーティスへのトリビュート・アルバムにはアレサもロッドも参加し、ロッドはこの「People Get Ready」の単独ライヴヴァージョンを捧げた事でも有名。

I翌年のベストに収録、そして後にシングルカットもされた「Honey」を初披露。当時のアレサはとても幸せな状態だったのではないだろうか?恋をすべく歌詞同様、ヴォーカルが生き生きしている。スタジオ・ヴァージョンとは異なり、とても起伏をつけたライヴならではの歌い方。

Jラストは、エルトンとの再度共演。再び、最初と同じセッティグでピアノを向かい合わせ、ゴスペル隊も加わり「Spirit In The Dark」。アレサの熱でエルトンの声が届かない…。後半のテンポがアップするシーンでは、他のキャスト全員が登場し、コーラスに加わり豪華な競演。アレサはピアノを離れ、熱唱・熱唱・熱唱…と言った具合の凄いライヴ。アレサの見た目も、一番良い状態に保たれている頃だ。