Aretha's X'mas
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アレサほどの大物が、そして教会に根付いているアレサがトラディショナルなクリスマスをテーマにしたアルバムをなぜ出さないのか・・・その理由は色々あるんだろうけど、オリジナル音源として発表されているクリスマスソングは全部で7曲あります。いい時期だと思うので、ここでまとめて紹介してみたいと思います。 こうして並べてみるとAtlantic
時代の発表曲はなし。Columbia
期のシングルでの2曲と、90年代に入って他アルバムへ参加した曲しかなく、アレサのオリジナル・アルバムには一度も収録されてないんですよね。アレサにとってのクリスマスってどういうものなのだろう。 ↓ 2008年10月14日、デビュー49年目にして初めてホリディアルバムを発表しました!!詳細は、もうちょっと下の方を見てください!! |
オールディーズからわりと最近のアーティストの曲まで幅広いジャンルから選曲された1998年リリースの『Ultimate Christmas』。このアルバムの3曲目には、1964年発表のWinter Wonderland が収録されています。この曲は、様々なコンピレーション・アルバムで聴くことができます(詳しくは、"Discography - Discovery"にて)当時のコロンビアの音源・・・ジャズをバックに初々しいアレサの歌声が聴かれ、落ち着いた感じの曲に仕上がっています。 |
1964年発表のThe
Christmas Song (Chestnuts Roasting On An Open Fire) はシングル盤のみのリリースで、上記紹介の
Winter Wonderland のB面という形で収録されています。曲は未聴なのでコメントできないけど、こちらも当時のアレサのスタイルからいくと、スタンダードなジャズナンバーに仕上がっていると思われます。アルバムにも未収録という事をふまえると、企画シングルだったんですかね。 |
1992年発表のチャリティーアルバム『A
Very Special Christmas 2 (クリスマス・エイド U)』に、O Christmas Tree (もみの木)が収録されています。クリスマス・エイドのシリーズはもうかれこれ10枚近く出てるんじゃないでしょうか?大物アーティストが集うクリスマス・アルバムとして有名です。ここでアレサは非常に壮大なバックで清らかに、そして何よりも楽しそうに歌い上げています。 |
1994年発表のサントラ『Miracle on 34th
Street (34丁目の奇跡)』にJoy To The World
が収録されています。収録曲の中で最もアップテンポで、アレサの力量を知る見事な曲に仕上がってます。様々なアーティストがカバーしてますが、アレサ・ヴァージョンでは
The Fame Freedom Choir との共演という形で、ソウル剥き出しながら非常に楽しいナンバー。コンピレーション・アルバムにも収録されています(詳しくは
"Discography - Discovery"にて)。 |
![]() 1995年発表のFour Tops のクリスマス・アルバム『Christmas Here With You』にアレサは3曲ゲストヴォーカルとして参加しています。表題曲でもあるChristmas Here With You
はオリジナル・ナンバー。後半アレサのヴォーカルが入ってくるが、なかなか良い仕上がり。アレサのヴォーカルもいい感じ。その他に、スタンダード・ナンバーである
White
Christmas と Silent Night に参加しています。アレサは現役シンガーって感じがするけど、フォー・トップスはもう既にただのおじさんシンガーズって感じがするから、やっぱりアレサ単独のクリスマス・ソングをもっと聴きたくなりますね。※2005年にジャケット新装 |
1 Joy To The World 2
Oh Happy Day 3 Over
The Rainbow 4 Winter
Wonderland 5
The Christmas Song (Chestnuts Roasting On An Open Fire ) 6
Kissin' By The Mistletoe
7 Ac-cent-tchu-ate
The Positive 8
God Bless The Child 9
The Lord's Prayer 10
Ave Mariaファンとしては、大御所アレサがクリスマスアルバムを出さないのは長期に亘る疑問だったんですが、このコンピ『Joy To The World』で何とか強引に解消されました。多分、アレサは新録ホリディアルバムは出さないでしょう・・・。こちらは、コロンビア期とアリスタ期のクリスマス曲を集めたコンピ。Over The Rainbow 等、クリスマスに関係しなさそうな曲も入ってますが、それはご愛嬌。アレサ単独のアルバムに「Joy To The World」や、V.A. のコンピにしか収録されてなかったWinter Wonderland, The Christmas Song, Kissin' By The Mistletoe 等は嬉しいところ。ちなみに、その他のアレサのクリスマス曲と言えば、O Christmas Tree や、フォートップスのアルバムに参加したクリスマスソングがありますが、未収録。権利の関係からかアトランティック期音源は未収録。彩りで、71年 First Snow In Kokomo, 72年 Amaging Grace が入ってても面白かったかも。 |
![]() 『This
Christmas Aretha』1 Angels We Have Heard on High 2 This Christmas 3 My Grown-Up Christmas List 4 The Lord Will Make A Way 5 Silent Night 6 Ave Maria 7 Christmas Ain't Christmas (Without the One You Love) 8 14 Angels 9 One Night With The King 10 Hark! The Herald Angels Sing 11 'Twas The Night Before Christmas アレサにとって、初となるホリデイアルバム。企画アルバムとしては、2007年のデュエットアルバム『Jewels In The Crown』以来10ヶ月振りとなるハイペースでのリリース。全曲新曲のアルバムとしては、2003年の『So Damn happy』以来5年振りのリリースとなる。 10月14日BORDERS 限定販売となっていますが、一般流通は11月18日からスタート予定。アメリカにおいては、BORDERS 以外での流通は11月25日となるそうです(また、BORDERS での売上に関してはビルボードチャートでは確認できていません)。 そしてBORDERS
での販売開始からちょうど1ヶ月経ち、一般流通を前にして、早速CDをゲットしました!それも、サイン付きで!!ワシントンとニューヨークにてアルバムリリース記念のサイン会を開催しており、そのうちの一部がオークションに出回ってましたので(苦笑)。もったいないので、僕がそのうちの1枚を確保したわけであります(本物なのに、かなり格安でした…)。アレサは、計225名にサインをしたとされていますが、少なくとも10枚くらいは転売されちゃってます。まっ、僕としては、少しでも早くアルバムを聴けたこと。さらには、アレサのサイン入りCDは初入手だったので、だいぶ得した気分(右記写真をクリックすると、かなり大きな画像をご覧になれます)!今回のアルバム、聴きどころも多いので1曲1曲細かく説明していきます(当分国内盤は出そうにもないので、アルバムを聴きながら参考にして頂けると幸いです)。 Produced by Tene Clark (1, 2, 3, 5, 6, 7, 10) / Aretha Franklin (4, 8, 9, 11) 1.「Angels We Have Heard On High」 (James Chadwick) (5:26) 1曲目に相応しい、素敵な楽曲。ゴスペルとオペラを渡り歩くようなヴォーカル。そして、クワイアが良いエッセンスとなり、中盤ではギターやストリングスによる1分以上のインストでクリスマス気分を完全にキャッチ。へんに凝らず、王道なアレンジで勝負してきて正解! 2.「This Christmas」 (Donny Hathaway & Nadine McKinnor) (5:23) Donny Hathaway で有名なクリスマスアソング。初っ端、アレサの電話の声でスタートする楽しい楽曲。ここでは、1979年『La Diva』収録「I Was Made For You」でのClarence Franklin 以来となる、別の息子Edward Franklin とのデュエット。ちょっと不安定なヴォーカルだったりもするが、大ファルセットがまるでBrian McKnight 状態。伸びまくってます。この曲は、アルバムの中でもかなり核となっていて、アレサのヴォーカルも、ミディアムテンポのアレンジもばっちり決まっている。後半の長いアドリブも、楽しさが十分に伝わってくる。 3.「My Grown-Up Christmas List」 (David Foster & Linda Thompson Jenner) (5:15) アレサは数年前から、この曲を度々披露していた。オリジナルアルバムで聴けるような、美しいバラード。「A Fallin' Out of Love」のような哀愁がたっぷり。 4.「The Lord Will Make A Way」 (Traditional, Arranged by Aretha Franklin) (5:43) Michael Powell がエンジニアとして参加し、アレサの息子 Teddy Richards White もギターで参加。様々な音が弾けていて、アレサも余裕の歌いっぷりで、聴き応えある曲に仕上がっている。アレサの高音も健在だ。 5.「Silent Night」 (Franz Gruber & Josef Mohr) (5:06) 1995年『Christmas Here With You』にて、The Four Tops とデュエットしたナンバーを再演。クラシックな味わいをもとに、クワイアが曲を盛り上げる中、アレサも力強く歌い上げている。 6.「Ave Maria」 (Johann Sebastian Bach & Charles Gounod) (4:57) 1987年『One Lord, One Faith, One Baptism』でも選曲されたナンバーを、再演。ここでは、ゴスペル要素よりも、まるでオペラのように歌われている。クリスマスの時期の冷たさであったり、ヒューマニズムというのもの自然と感じさせてくれ、心がふと温かくなってくるようなソウルフィーリングがたまらない。 7.「Christmas Ain't Christmas (Without The One You Love)」 (Kenneth Gamble & Leon Huff) (3:53) O'Jays の有名なクリスマスソングのカヴァー(多少曲名が異なっていたりもするが)。アルバム曲中、最もハイテンポで、R&Bフレイバーをふんだんに散りばめたクラシックソウルなアレンジ。コーラスには、Luther Vandross でも有名なLisa Fisher が参加している。 8.「14 Angels」 (Engelbert Humperdinck, Arranged by Aretha Franklin) (2:08) 「You Are My Joy」にも似た短編小説のような楽曲。アレサ自身もピアノを演奏。歯切れ良いヴォーカルが聴ける、佳曲。 9.「One Night With The King」 (Jeannie Tenney) (6:09) ゴスペルシンガー Juanita Bynum にインスパイアされ、レコーディングされた曲。2007年頃から、アレサはライヴのレパートリーとして頻繁に取り上げ、歌っている。ライヴテイク(YouTube で見れます)よりは、アレンジも歌い方もしっとりしている印象だ。 10.「Hark! The Herald Angels Sing」 (Charles Wesley & Felix Mendelssohn) (5:24) お馴染みのクリスマスソング。高らかなアレサの高音からスタート。ピアノ、ストリングス、そして後半にはクワイアが加り、スケールの大きな曲に仕上がっている。ゴスペル回帰といった印象で、なんとも神がかったような歌われ方が印象的。アルバム発売に際し、TV出演時にも披露された。 11.「'Twas the Night Before Christmas」 (Clement C. Moore; Adaptation by Aretha Franklin) (1:52) こちらは、アレサのご機嫌な語りべです。まるで、協会のミサのよう。その一方で、ピー音まで入れて、なんとも愉快な作りになっています。豪快なアレサをトークを楽しめます(笑)。 <トリビア>Arista 社長 Clive Davis は、クリスマスアルバムを出すこと自体乗り気ではなかったようで(売れないと分かっているから)、アレサが自身のレコード会社を設立し、発売することになったらしい。でも、時間がなかったせいか(今年の夏にレコーディングされ、比較的即時リリース)、大物アーティストたち(Dionne Warwick, Natalie Cole etc)がこぞって企画アルバムを発売しているDMI Records よりリリースされることとなった。もともと、アレサはDMI に帰属するデトロイトのプロデューサー Tene Clark とは以前から仕事をしていたこともあり、今回の話がスムーズに進んだよう。 (友人 Kitty ちゃんも、サインをゲットしました!あの手この手で、なんと2つも!右記クリック!!) |